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【家電・電子機器・自動車 業界】SNS広告クリエイティブのヒント10選!64枚を専業代理店のプロが分析/2023年4-6月

公開日

2023.10.09

更新日

2025.10.20

今回は、2023年4月〜6月にかけてリサーチした最新のライフスタイル・サービスカテゴリ全64枚を対象に、SNS広告でのクリエイティブの訴求とその表現方法のヒントをご紹介します!

1. 機能的価値がTOPの53.2%!

まず全64クリエイティブに対して、それぞれの広告クリエイティブから感じた訴求の分析を行い(当社で定義している全12訴求カテゴリ)、さらに5つの消費価値カテゴリに分類しました。
その結果、機能的価値が全体の53.2%と最も多く、次いで情緒的価値が28.1%、認識的価値が10.9%、経験的価値が7.8%、社会的価値が0%となりました。

さらに全体で最も大きな割合を占める機能的価値の内、機能訴求が70%、インセンティブ訴求30%となりました。次いで全体の28.1%を占める情緒的価値においてポジティブ訴求が78%、共感訴求5%、権威訴求17%、ネガティブ訴求0%が続く結果となりました。

当社が定義する訴求の説明はこちらの記事よりご確認いただくことができます。


SNS広告クリエイティブにおける各社の訴求を分析しました。
家電・電子機器・自動車業界は、高価格帯の商品も多く、買い替え頻度も多くないと思われます。それゆえ、購入のタイミングとしては、ライフイベント発生時や現状に不満がある場合(不具合、機能不足など)、新商品発売時、季節の変わり目等、何かきっかけになるような出来事が起こっていることが多いと考えられます。
そのため、デザインにおいても新しい機能面を表現する工夫や、購入のきっかけになるイベントを想起させるような表現をしている情緒的なクリエイティブが多い印象でした。

家電・電子機器・自動車(合計64)

・機能34(53.2%):機能24(70%)、インセンティブ10(30%)

・情緒18(28.1%):ポジティブ14(78%)、ネガティブ0(0%)、権威3(17%)、共感1(5%)

・認識7(10.9%):好奇心7(100%)

・経験5(7.8%):体験5(100%)、未来0(0%)

・社会0(0%):トレンド0(0%)、ステータス0(0%)、イミ0(0%)

※2023年4月〜6月の期間において当社にて収集分類

※訴求の分類方法は、広告情報のみで人が受けた印象をベースに分類


2. 訴求の表現方法のヒント10選!

① 機能訴求の表現

・先進性を感じる表現

こちらは電気で筋肉を刺激することによって、筋トレのような効果が得られるEMS機器の広告です。
ベルトを装着することで、どこに効果があるのかという情報を3Dの図形を用いた表現にすることにより、具体的なイメージを促しています。
また、青や黒が中心の配色にすることによって、科学的やテクノロジー・未来を想起させやすく、従来品とは違う商品特徴をカラーから読み取れる、洗練されたデザインのクリエイティブではないでしょうか。

・シーズナリティを活用した表現

新生活はタイミングとして家電の購入に繋がりやすく、春の時期に合わせ家電を購入するユーザーも多いのではないでしょうか。
こちらはプロジェクターの広告ですが、「春の新生活」というシーズナリティを生かして、桜の装飾があしらわれています。また、新生活を応援する。というコピーに合わせ色合いやメガホンの装飾をテキストと組み合わせ、ポップな印象になっています。


② インセンティブ訴求の表現

・新商品のアピール

新商品の発売は、積極的にアピールしたいポイントです。ですが自動車の場合、多くが即決できるものではないので、購入ハードルが高いと思われます。そのため、企画やオファーなどのインセンティブで購入を促すことが重要ではないでしょうか。
こちらのバナークリエイティブは、上記のような新商品の発売に伴うキャンペーンを訴求しています。新商品ということで、何かしらのアップデートへの期待に対し、商品を魅力的に見せる工夫が必要です。
このクリエイティブでは、全体的に高級感を感じるゴールドカラーを使用しています。
また、自動車に影を付ける細かい工夫によって、ショールームで自動車を見ているような臨場感も感じられます。


③ ポジティブ・ネガティブ訴求の表現

・利用メリットを訴求する工夫

新しい機能や独自性の強い機能を持つ機器をユーザーに訴求する場合は、利用することでのメリットを表現することにより、イメージを想起させ購入検討につながるのではないでしょうか。
こちらのクリエイティブは、トーク機能付きの子ども用GPSですが、子どもが外出するシーンをイラストで配置し、そこに親御さんを安心させるようなメインコピーで訴求することによって、商品に対しポジティブな印象を持たせたバナー広告になっています。

・コピーを強調するデザイン

既にプリンターをお持ちのユーザーに対して、メインの機能である出力(印刷)ではなく、用紙のカッティング機能を訴求したクリエイティブです。
スパっと切れるという独自性の強い特徴を、コピーとしてオノマトペで表現し、それが目立つように余白を十分に活用しています。フォントにおいても、切れる様子が伝わるような太文字と斜体のデザインにしています。


④ 共感訴求の表現 

・具体的な悩みの表現

機器の機能により悩みを解決できる時の表現には、どのようなものがあるでしょうか。
こちらのクリエイティブは光脱毛器の広告ですが、メンズユーザーに対してのヒゲやムダ毛ケアに対する悩みに対してフレームとチェックマークを用いて整理することで見やすく、ユーザーに悩みが解決できることを訴求しています。
また、男性素材の表情によっても機能効果がわかりやすく、全体のカラーもやわらかい印象としていることで、ネガティブな印象にはならず、ユーザーに「分かる」と共感を促し、自分ごと化させるクリエイティブになっているのではないでしょうか。


⑤ 好奇心訴求の表現 

・ブームに合わせた訴求デザイン

世間でブームになっているものが、自分にとって関心の高いものであればあるほど、商品を訴求する際には、ユーザーの目を惹くのではないでしょうか。
こちらのクリエイティブでは、「ひとりキャンプ」というシーン状況に対して、自動車の機能性を生かした訴求の見せ方をしています。シーンを具体化するようなイラストやコピーの強調から、ひとりキャンプが好きなユーザーにとって、もっとわくわくするような快適なキャンプを目指せるのでは?と興味と関心を持たせるようなクリエイティブになっていると思います。

・世界観を表す表現

家電や電子機器にこだわりを持つユーザーも多いのではないでしょうか。そのような方は既にお気に入りの商品やこだわりのある商品を持っている場合も多いと思います。その上で、新しい商品を購入してもらう為にクリエイティブにおいてどのような工夫が必要でしょうか。
こちらは音楽プレイヤーの広告ですが、背景を単色にするのではなく、こだわりを感じるような高級感のある素材を用いることによって、コピーにある「沼音(サウンド)の世界」のイメージのような、集中して音楽に没頭できるような印象を与えています。
音を静止画で訴求するのは非常に難しいですが、あえて音を感じさせないような静寂さと、商品のみを手で持った素材を用いることで、高級感と試してみたいと感じさせる好奇心をくすぐるようなクリエイティブになっているのではないでしょうか。


⑥ 体験訴求の表現

・具体的なイメージを持たせる工夫

これまで使用した事のない機能を持つ商品は、購入後のイメージが付きにくい為、不安を払拭できるような使用方法を伝えるクリエイティブが制作できると良いのではないでしょうか。こちらは子ども用の見守りGPS商材の広告ですが、モックアップ画面を載せることで実際の利用イメージが湧きやすく、素材においてもカメラ目線ではない人物素材を使用することにより、利用イメージが湧きやすくなっていると思います。心理描写を吹き出しを用いて表現することで、感情もより訴求されているのではないでしょうか。
こちらは、4-6月に配信されていたクリエイティブということもあり、新学期を迎えたお子様をもつ親御さんにとっても、具体的に導入後をイメージさせることは、必要性を感じていただきやすく、目標達成に対してのタイミングや表現も親和性が高いのではないでしょうか。

・購入後イメージの表現

家電はサイズも大きく部屋の中の印象を大きく変える為、機能性の他にもデザイン性や実際に搬入した際のイメージを気にされる方も多いと思います。
こちらのクリエイティブはテレビの広告ですが、搬入後のイメージを魅力的に表現するための工夫がされています。テレビを購入すると多くの場合、テレビ台も必要となりますがこちらの商品は、それが必要ないことを点線を用いてアピールすることによって、すっきりとしたお部屋作りができることを想起させています。さらにコピーの内容から、テレビ台やベビーゲートなどテレビの周りに、あれこれ設置する煩わしさに対しての不満を抱えているユーザーにも直接的に訴求することで、不満を解消できる機能性をより訴求するような、シンプルなデザインとしてまとめています。


3. まとめ

今回は家電・電子機器・自動車業界における、訴求の傾向とその表現方法のヒントをご紹介させていただきました。
高価格帯の商品が多かったり、既に商品を持っているユーザーに対して買い替えを促す場合には、何かきっかけとなるようなものが必要ですので、他とは違う新しい機能面を魅力的に見せたり、ライフイベントや潜在的な悩みを情緒的に表現したりといった、クリエイティブが多く見られました。家電・電子機器・自動車業界においては、質の高い商品画像はもちろんのこと、装飾部分でも商品をより魅力的に見せることができる素材選定をすることで、目標達成に大きく近づく広告クリエイティブが目指せるのではないでしょうか。

当社では、広告クリエイティブのトライをどこよりも多く行い、より深い訴求と表現の開発、さらなる売上拡大を実現するご支援をしております。
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