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【お金・ファイナンス】SNS広告クリエイティブ表現のヒント12選!274枚を分析/2023年7-9月

公開日

2024.01.22

更新日

2025.10.20

今回は、2023年7月〜9月にかけてリサーチした最新のお金・ファイナンスカテゴリ全274枚を対象に、SNS広告でのクリエイティブの訴求とその表現方法のヒントをご紹介します!

1.結びつきが強いからこそわかりやすい機能性を

まず全274クリエイティブに対して、それぞれのSNS広告クリエイティブから感じた訴求の分析を行い(当社で定義している全12訴求カテゴリ)、さらに5つの消費価値カテゴリに分類しました。
その結果、機能的価値が全体の42.0%と最も多く、次いで認識的価値が25.5%、情緒的価値が21.9%、経験的価値が9.1%、社会的価値が1.5%となりました。

さらに全体で最も大きな割合を占める機能的価値の内、機能訴求61.7%、インセンティブ訴求が38.3%となりました。次いで全体の25.5%を占める認識的価値において好奇心訴求と続く結果となりました。

当社が定義する訴求の説明はこちらの記事よりご確認いただくことができます。


お金・ファイナンス業界における訴求の傾向やヒント

今回、お金・ファイナンス業界におけるSNS広告クリエイティブを分析したところ、訴求において下記のような特徴が見えてきました。

・お金・ファイナンス業界は、銀行やカード会社、投資サービス、最近ではテクノロジーを活用したフィンテックサービスなどお金が関わるだけあって、しっかりと検討して選択をする高関与度×思考型の業界となります。他業界に比べて製品・サービスも複雑なことが多く、広告活動にてターゲットにわかりやすく伝えることをより意識する必要があります。

(今回の調査)

・今回のSNS広告クリエイティブの調査では、活用されている訴求TOP3は、機能訴求、好奇心訴求、情緒訴求となった。

・他業界と比べると、好奇心訴求、情緒訴求の中でも特に共感訴求が多く活用されていた。金融商品やサービスは競争も激しい業界であり、機能訴求での広告差別化よりも好奇心や共感へ訴えかけるほうが効果的な可能性がある。また、一般の消費者にとって複雑であることが多いため、好奇心を刺激するアプローチや、共感を促すストーリーテリングが重要なことを示していると言える。

・具体的には、第一生命のSNS広告クリエイティブでは、アンケート型の表現を用い、「5年以内に入院をしましたか?」「1年以内にたばこを吸っていますか?」と誰もが回答しやすい質問を投げかけることで自分ごと化を促す展開を行っている。

・また、不動産投資のRENOSY社のSNS広告クリエイティブでは、「年収500万円以上なのに知らない訳ないよね?」とドキッとさせて続きを知りたくなる、好奇心を刺激するような訴求を展開している。

・まとめると、この業界においては、差別化された機能を端的にわかりやすく伝える機能訴求に取り組みながらも、一方で、広告接触時の短い時間で機能を伝える難しさに向き合い、それ以外の訴求方法も常に模索できると良い。広告クリック後のランディングページへ遷移させる、その情報を能動的に取得してもらえるような、好奇心を刺激するような訴求や、自分のための情報だと感じてもらい自分ごと化を促すような訴求から取り組んでみるといいのではないか。

お金・ファイナンス(合計274)

・機能115(42.0%):機能71(61.7%)、インセンティブ44(38.3%)

・情緒60(21.9%):ポジティブ23(38.3%)、ネガティブ7(11.7%)、

          権威2(3.3%)、共感28(46.7%)

・認識70(25.5%):好奇心70(100%)

・経験25(9.1%):体験25(100%)、未来0(0%)

・社会4(1.5%):トレンド3(75%)、ステータス1(25%)、イミ0(0%)

※2023年7月〜9月の期間において当社にて収集分類

※訴求の分類方法は、広告情報のみで人が受けた印象をベースに分類

続いて、これらの訴求をどのようにクリエイティブで伝えるのか、具体的な表現方法のヒントをご紹介させていただきます。


2. 訴求の表現方法のヒント12選!

① 機能訴求の表現

・配当イメージのアニメーション動画

アニメーションの活用で、訴求力のあるSNS広告を目指してみてはいかがでしょうか?
お金・ファイナンス業界は生活と密接に関連している業界のため、機能をわかりやすく伝えるきっかけとして、アニメーションのクリエイティブは、興味を保ってもらいやすいためユーザーに具体的な機能をお届けする表現として活用できるのではないでしょうか?

・ポジショニングマップ

全体を俯瞰で見せるSNS広告は図解の中でもイメージしやすく、より効果的に訴求ができるかもしれません。
こちらの事例では、より一目でわかりやすいように色合いの面でも工夫が見られ、そのわかりやすさやイメージ化を過疎屈せているのではないでしょうか。。


② インセンティブ訴求の表現

・あしらいが洗練されているクリエイティブ

立体感はデザイン全体の説得力や信頼感を向上させ、訴求力アップが見込まれる表現です。インセンティブの表現は、お得感を感じさせるため、砕けた表現になってしまうこともあるかと思いますが、こちらのように同一色を活用しつつもポイントで黄色を活用していたり、全体を細い線で枠として活用していたりと、洗練されている印象や誠実な印象を与える要素が詰まったSNS広告になっています。


③ ポジティブ・ネガティブ訴求の表現

・みんな、やってた。

信頼感を求めるあまり、固い印象になってしまうといった悩みもこちらの業界だとあるのではないでしょうか?
そんな時には、ユニークな表現と大胆な色使いを意識してSNS広告を作成してみると、他とは違う良い意味で目立つものになるのではないでしょうか。

・抑え込め×決め技

こちらも先ほどのユニークな表現と同様、お金・ファイナンス業界では、なかなか見ない組み合わせの題材になっておりますが、アピールポイントをキャッチーなイラストと共に記載していることによって、ユーザーにはコピーの「手取りは増える!」というポジティブなコピーと共に、インパクトと記憶に印象付けさせることができるので、訴求力アップが期待できますね。

・鳥が金の卵を運んでくる

アニメーション表現などはサービスの機能性だけではなく、さまざまな活用法があると思いますが、こちらは静止画バナーに動きをつけているような形のアニメーションになっています。
それにより、「待っているだけで配当がもらえる!?」というコピーにもよく目がいきポジティブな印象になっています。人の目線は動くものによく反応するので、一見ただテキストを動かしているだけのように感じるもしれませんが、目線の誘導と情報の記憶の残り方が、静止画のバナーと比較して大きく向上しています。

・これが現実です

ネガティブな表現で現実を突きつける表現は、こちらの業界ではユーザーの心理をついたアプローチとして面白いのではないでしょうか。
このように、全体のトーンが暗く赤の目立つカラーのテキストとグラフは、数字および内容のインパクトも訴求できるため、非常に効果的なアプローチだと思います。


④ 共感訴求の表現 

・高校生のカードデビューを促す

投げかけコピーはユーザーに寄り添う形として認識できることが多く、共感性を誘いたいといった場合には有効的な手段です。
こちらでは、高校生に向けたデザインにするためにイラストのトーンや明るい雰囲気の背景素材などの活用がデザインテクニックとしてみられます。

・全て「いいえ」のあなたは…

自分ごと化を促す表現としてアンケートの表現は、効果的です。こちらのSNS広告のように選択肢をあらかじめ用意してそこに誘導する形で、下部の機能性やインセンティブなどの詳細情報に繋げるような組み合わせとして活用することでユーザーの心理的ハードルを下げる形で訴求できるため活用してみてはいかがですか?


⑤ 好奇心訴求の表現 

・知らない訳ないよね?

訴求要素を強調したい際にはどのようなことを心がけているでしょうか?
こちらの事例では、シンプルな人物素材の活用により、メインコピーの「知らないわけないよね?」というドキッとするような投げかけのコピーによって好奇心を刺激し、全体の訴求力を向上しているのではないでしょうか?

・AI×投資のクリエイティブ

投資は未来への蓄えとなるようなものなので、近未来のデザインでまとめるこちらのような表現は、この先の未来をイメージさせることとなり、好奇心を促すSNS広告の表現となっています。


⑥ 体験訴求の表現 

・Visaプリペイドカードアプリの動画CR

機能性に興味を持っていただいてもなかなか最後の一歩は腰が重くなってしまっているかもしれません。そんな時には、機能の体験イメージがあることによって解決できるかもしれません。こちらは全体的にシンプルな色使いですが、スマホのデバイスイメージがあることによって、導入後の体験がイメージしやすく誰にでも簡単に活用できる印象のデザインとなっていることで、導入検討しやすくなっているのではないでしょうか。


3. まとめ

今回はお金・ファイナンス業界における、訴求の傾向とその表現方法のヒントをご紹介させていただきました。

・金融・ファイナンス業界の特性上、数値をもって定量的に判断がされる傾向がある。その上では、機能訴求やインセンティブ訴求の表現においては、あしらい、デザインによって数値を魅力的に表現することがポイントとなる。

・また、同じ金融業界カテゴリーの他社製品との比較だけでなく、代替ソリューション(広く金融というカテゴリーの中での他ソリューション)との比較を、わかりやすく図解で表現することも検討できるのではないか。

・どうしても複雑で難しい印象を与えてしまいがちな金融・ファイナンス業界の広告表現では、情緒的に訴えかけることも有効だ。シャレを効かせた表現で「有効性」を伝えたり、ユニークなアニメーションでお金が増えるイメージを伝えることも新たなアプローチとして検討したい(コンプライアンスには注意が必要)。

・反対にネガティブ訴求で情緒的に訴える方法も検討できる。数値やグラフによる図解、またドキッとするような危機感のある配色の活用によって訴求力をアップさせることができる。

・難しい印象となりやすい金融業界だからこそ、関心を抱いてもらうようSNS広告において自分ごと化を促す取り組みは重要だ。今回の事例では、高校生向けにクレジットカードデビューを勧めるクリエイティブを取り上げたが、投げかけるようなコピーとイラストの活用は、特定ターゲットの自分ごと化を促すために参考にできるテクニックと言える。またアンケート表現によって、自分に当てはめて考えることを促すことができる。

・金融業界では他業界よりも早くAI化が進んでいる印象を受けるが、AIというトレンドワードをうまくビジュアルで表現することによってサービスの革新性を表現し、好奇心に訴えかけることができる。光や3Dの素材は以前よりも格段に活用しやすくなっているため選択肢に入れておけるといい。

・技術革新や新たなサービスが目まぐるしく登場する金融業界では、そのサービス内容や導入方法をわかりやすく伝えることに苦労するケースも多い。今回の事例のように、アニメーション動画を活用し擬似的な体験を表現することにも積極的にチャレンジできるといいのではないか。

いかがでしたでしょうか?お金・ファイナンス業界においてより良い広告クリエイティブを制作する手助けになれば幸いです。

当社では、広告クリエイティブのトライをどこよりも多く行い、より深い訴求と表現の開発、さらなる売上拡大を実現するご支援をしております。

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