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【お金・ファイナンス 業界】SNS広告クリエイティブのヒント12選!151枚を専業代理店のプロが分析/2023年4-6月

公開日

2023.09.11

更新日

2025.10.20

今回は、2023年4月〜6月にかけてリサーチした最新のお金・ファイナンスカテゴリ全151枚を対象に、SNS広告でのクリエイティブの訴求とその表現方法のヒントをご紹介します!

1. 機能的価値がTOPの42.3%!

まず全151クリエイティブに対して、それぞれの広告クリエイティブから感じた訴求の分析を行い(当社で定義している全12訴求カテゴリ)、さらに5つの消費価値カテゴリに分類しました。
その結果、機能的価値が全体の42.3%と最も多く、次いで情緒的価値、認識的価値が25.5%、経験的価値が6.7%となりました。

次いで全体で最も大きい割合を占める機能的価値においては、インセンティブ訴求52%、機能訴求48%を占める結果となりました。
さらに全体の25.5%を占める情緒的価値の内、ポジティブ訴求が53%、共感訴求37%、権威訴求8%、ネガティブ訴求2%となりました。

当社が定義する訴求の説明はこちらの記事よりご確認いただくことができます。


SNS広告クリエイティブにおける各社の訴求を分析しました。
お金・ファイナンス業界では、機能的価値のクリエイティブが目立ちました。その背景には、業界の特徴として、情報やプロセスが複雑であることが考えられます。しかし、具体的な機能性やサービスの利点を端的に伝え、顧客に理解しやすい形となる機能的価値の訴求は業界にマッチしたのだと考えられます。
また、競合サービスが多い中、他社との差別化ポイントを端的に伝える手段としての好奇心訴求。生活の向上をサポートする成功体験や成果をイメージできるようなポジティブ、共感訴求も多い印象でした。以下の結果から、お金・ファイナンスの業界では、信頼感や安心感を保ちつつクリエイティブを制作することが重要です。

お金・ファイナンス(合計151)

・機能65(42.3%):機能31(48%)、インセンティブ34(52%)

・情緒38(25.5%):ポジティブ20(53%)、ネガティブ1(2%)、

          権威3(8%)、共感14(37%)

・認識38(25.5%):好奇心38(100%)

・経験10(6.7%):体験6(60%)、未来4(40%)

・社会0(0%):トレンド0(0%)、ステータス0(0%)、イミ0(0%)

※2023年4月〜6月の期間において当社にて収集分類

※訴求の分類方法は、広告情報のみで人が受けた印象をベースに分類


2. 訴求の表現方法のヒント12選!

① 機能訴求の表現

・整理された情報の表現

金融サービスに関連する情報やプロセスは複雑であり、それをシンプルかつ明確に伝える必要があります。そのため、お金・ファイナンス業界の機能訴求表現では、落ち着いたカラーと情報整理された表現の事例が多く、ユーザーに対して“わかりやすさ”にスポットを当てて訴求しているように感じました。
こちらの事例は、オレンジの温かみのあるカラーを使用し、上部メインコピーで何ができるのかを説明して、下部ではイラスト素材や手書き風のコピーを使用し、親近感や共感性を訴求しています。
複雑な構成にしてしまうと情報が多く、難しい印象を与えていますので、こちらの事例のようにシンプルな構成だとユーザーにとってもわかりやすく優しいデザインになっていると思います。

・子供に意識を向けた表現

イメージの湧きにくい訴求表現の場合であれば、例を活用して訴求することも非常に効果的だと思います。
こちらでは、“子どもにかかる学費”にスポットを当て、訴求することによって具体的な数字表現でユーザーの印象に残りやすくなり、イラスト素材によってユーザーのイメージ化を加速させています。


② インセンティブ訴求の表現

・躍動感の感じるデザイン

躍動感のあるデザインにすることで、注目を引きユーザーの関心を加速させる効果があります。こちらの事例では、インセンティブ情報である数字に注目させるため背景や全体のあしらい・配色による工夫で躍動感の感じるデザインにまとめています。

・興味の惹かれるコピー表現

魅力的なコピーの表現は、ユーザーに対し興味や関心を引きやすくなります。しかし、誇張や誤解を招かないように、信頼性を損なわない表現にする必要があり、こちらの事例では、コピーの内容に対し、やさしい丸ゴシックのフォントを使用することで、強く訴求しすぎないような工夫がなされています。


③ ポジティブ・ネガティブ訴求の表現

・状況や季節感の表現デザイン

季節感を感じるような表現は、メッセージをユーザーに感情的に伝える効果があります。この効果によって、自分ごと化しやすく共感を促す効果も期待されます。こちらの事例では、春のイメージである桜を想起するようなカラーを使用することで、季節感を表現しています。また、日の丸構図で中心に目線が集中される工夫を活用することで、結果的にクリエイティブ全体に目を向けてもらう表現になっています。このような表現をすることで、ユーザーの記憶に残りやすくなる効果も期待されます。

・インパクトのある表現

お金・ファイナンス業界は類似サービスが多く、差別化が難しいため、ポジティブな表現を通じて他社よりも好感度の高い印象を与えることが競争上の優位性に繋がります。
伝えたいことはシンプルながら、情報が多くわかりやすく訴求することに対してお困りの方も多いのではないでしょうか。しかし、シンプルにインパクトのある表現をすることによって、広告の注目度を高めユーザーの印象を深める効果を得られるかもしれません。
上の事例では、まず数字表現で大きく訴求したいポイントが明確に伝えられており、それを強調するように背景でも集中線を使用しています。これらの要素の組み合わせによって、ユーザーに対して強い印象を与えています。


④ 権威訴求の表現 

・NO.1を強調した表現

競争優位性や優れたサービスのアピールとなるような“No.1”の表現は、信頼性を訴求することのできる表現の一つです。
このような表現をする際には、訴求内容がシンプルがゆえにまとまりのある配色や、テキストの効果、情報の強弱などデザインでの細かい気づかいがあることが重要です。


⑤ 好奇心訴求の表現 

・ランキング形式の表現

ランキングの表現は、結果の情報がわかりやすく瞬時にインプットされるため、視覚的にインパクトを与えることができます。
こちらの事例では、上部と下部で色のコントラストが違うことで、視覚情報として分類しやすい工夫が施されています。また、人物素材の男性の表情や驚きを表現するようなあしらいなどから、全体のトーンが揃っているクリエイティブになっています。

・話題性やユニークな表現

お金・ファイナンスの業界では、情報が複雑化しがちですが消費者は多くの情報に触れる中で判断を下さなければなりません。話題性やユニークな表現を活用することによって、情報の中から目を引く要素として、顧客の興味を引き付ける効果が期待されます。
また、新しいアイデアやアプローチであれば、堅苦しいイメージから脱却しようとする金融機関などにおいては、話題性やユニークな表現を活用することで流行に敏感な若い世代へのアピールに効果的です。
こちらのネオン表現の事例は、テキスト情報や色使いもにも工夫が見られますが、シンプルに機能性をアイコンで説明している点にも注目したいです。また、コピーでもZ世代などのアピールを取り入れることで、訴求したい内容がターゲットにしっかりと伝わる工夫になっています。


⑥ 体験訴求の表現

・POPでわかりやすい表現

金融サービスは日常的に利用されるものであり、その実用性を伝えることが大切です。具体的な体験や使用シーンを提示することで、サービスの利便性を強調し、顧客のニーズに合致することをアピールすることができるようになります。
POPな表現はユーザーに対して、迅速かつ明確にメッセージを訴求することができるため、ユーザーが気軽にサービスを利用するきっかけとなるでしょう。
上の事例では、グラフの表現を用いて“貯まる”ことがわかりやすく表現されています。また、アクセントカラーを活用することによって最大でどの程度の還元があるのかなど、ユーザーにとって非常にわかりやすく、安心感につながる表現になっています。しかし、信頼感を損なわないように注意が必要です。そのためには情報が正確であり、誤解を招かないような表現にすることが重要です。
全体を通して体験訴求では、サービスや商品に関する情報は透明性を持たせ、顧客が理解しやすい形で表現することが必要です。

・具体的なリスト化表現

ユーザーに対してわかりやすい表現かつ興味を持っていただけるような表現を目指す場合は、リスト化して訴求するのが効果的です。
こちらの事例は、具体的な数字とライフイベントを掛け合わせるような表現にすることで、ユーザーのイメージが大きく膨らみます。また、イラスト素材や写真を添えることで、これらの効果をより高めることが期待されます。

・ネガティブなコピーと体験

お金・ファイナンス業界は、顧客の将来に対しての悩みや不安と近い関係値になっているため、安定感・安心感を訴求することが重要です。
通常、バナー広告ではポジティブなイメージやメッセージを強調することが一般的ですが、ネガティブな側面に焦点を当てることで、問題解決や改善点を強調し、ユーザーの興味を引くことができるかもしれません。
こちらの事例では、シンプルな背景を活用することにより、
「自分には関係ない。」と思っているユーザーに対し、危ないかもしれないという危機感を持たせるようなコピーや素材が強調され、ユーザーの興味関心を向上させています。
ただし、ネガティブな要素を取り入れる際には、ユーザーに対して過度な不安を与えないように堅実かつわかりやすい表現にするなどの注意深い配慮が必要です。


3. まとめ

今回はお金・ファイナンス業界における、訴求の傾向とその表現方法のヒントをご紹介させていただきました。
他業界と比較しても、将来の資産形成や人生計画と直結している業界なので、機能訴求やポジティブ訴求の表現が多くみられました。今後は顧客に対し、将来への希望や安心感を感じさせ、生活を向上させるイメージができるクリエイティブが求められているのではないでしょうか。クリーンな印象を保ちながらも、他サービスとの差別化をするためにアピールのできる表現を模索してコピーとデザインを考え、それらをの表現に落とし込むことが重要です。

当社では、広告クリエイティブのトライをどこよりも多く行い、より深い訴求と表現の開発、さらなる売上拡大を実現するご支援をしております。
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