【エンタメ・ホビー 業界】SNS広告クリエイティブのヒント6選!84枚を専業代理店のプロが分析/2023年4-6月
公開日
2023.08.07
更新日
2025.10.20

今回は、2023年4月〜6月にかけてリサーチした最新のエンタメ・ホビーカテゴリ全84枚を対象に、SNS広告でのクリエイティブの訴求とその表現方法のヒントをご紹介します!

まず全84クリエイティブに対して、それぞれの広告クリエイティブから感じた訴求の分析を行い(当社で定義している全12訴求カテゴリ)、さらに5つの消費価値カテゴリに分類しました。
その結果、機能的価値が全体の52.4%、次いで情緒的価値と認識的価値が23.8%、経験的価値が0%、社会的価値が0%となりました。

さらに全体で最も大きな割合を占める機能的価値の内、機能訴求が45.5%、インセンティブ訴求54.5%となった。次いで全体の23.8%を占める情緒的価値において、ポジティブ訴求が90%、ネガティブ訴求が0%、権威訴求が0%、共感訴求が10%。認識的価値においては好奇心訴求100%となりました。
当社が定義する訴求の説明はこちらの記事よりご確認いただくことができます。
SNS広告クリエイティブにおける各社の訴求を分析しました。
エンタメ・ホビー業界は、いかに商品が「楽しい」かが伝わることが重要です。
その訴求としては、機能・インセンティブ・ポジティブ・好奇心訴求がバランスよく配信されている印象を受けました。
映像コンテンツやゲームのタイトルリリースやイベントといった機能的な訴求や、漫画等コンテンツプラットフォームのフリーミアムなアプローチとして一部コンテンツを無料で体験できるといったインセンティブ訴求に加え、商品やサービスを魅力的に表現するポジティブ訴求、イベントやゲーム等の続きが気になるような工夫がなされた好奇心訴求などが中心となりました。
エンタメ・ホビー(合計84)
・機能44(52.4%):機能20(45.5%)、インセンティブ24(54.5%)
・情緒20(23.8%):ポジティブ18(90%)、ネガティブ0(0%)、
権威0(0%)、共感2(10%)
・認識20(23.8%):好奇心20(100%)
・経験0(0%):体験0(0%)、未来0(0%)
・社会0(0%):トレンド0(0%)、ステータス0(0%)、イミ0(0%)
※2023年4月〜6月の期間において当社にて収集分類
※訴求の分類方法は、広告情報のみで人が受けた印象をベースに分類

・インパクトと躍動感
ゲームアプリの広告は、どのような内容のゲームなのかを世界観や操作感をイメージしてもうらうことが重要です。
こちらは漫画を題材としたアプリの広告ですが、登場人物がジャンプしているシーンを大きく配置し、テキストをレイヤーの構造を活用した配置にすることで、インパクトのあるデザインになっています。また、配色をキャラクターに合わせることで、統一感と世界観をイメージできるクリエイティブになっています。

・ターゲットに魅力を想起させる表現
ユーザー獲得するための販促企画をクリエイティブで魅力的に表現するには、どのようにしたら良いでしょうか。
こちらのクリエイティブは、「読書一生分プレゼント」という魅力的なキャンペーンを伝える為の工夫が見られます。まず、フォントがグラデーションになっていることで単調な印象を持たせず、目を引くデザインになっています。
また、読書とは関連性の無い背景素材を用いることによって、ターゲットの目をひくクリエイティブになっているのではないでしょうか。

・トンマナの揃った表現
こちらのクリエイティブは、ゲームの世界観を表現したクリエイティブになっています。
パズルゲームの広告ですが、パズルのブロックを模した図形とゲームの世界観と同じような背景を使用することで、統一感を出しゲームの雰囲気をイメージしやすくなっています。
また、テキストデザインもゲームのタイトルロゴと同じデザインにすることによって、デザイン自体がポップで目を引くような工夫も見られます。

・ユーモアのある内容
こちらは購入後にすぐ当たりが分かるということをコンセプトとした、宝くじの動画フォーマットの広告です。
「秒でできる宝くじ」というコンセプトを分かりやすく表現するための工夫として、オーケストラをモチーフに使用し、コンサート中演奏の合間にも、宝くじができるという比喩的表現を活用しています。登場人物の大袈裟に驚く表情が、感情をより伝え実際には無いシチュエーションではありますが、コンセプトを強調して表現させるストーリーによって最後まで見たくなるような動画になっています。

・わかりやすいコピーの訴求
ユーザーが強く思っている考えに対して訴求したい場合は、テキストのみでもデザインによって目を引くクリエイティブになるでしょう。
こちらは歌手を目指す人に向けたオーディション広告ですが、「歌で有名になりたい」とシンプルで分かりやすい訴求で、テキストをメインにデザインしています。
テキストデザインは「歌」を最も強調し、他のコピーとメリハリをつけることによって、視認性を高めています。また、「歌」の黄色・背景に光の装飾を加えるハレーションによって視線の誘導を促す効果も期待されます。

・シンプルながら魅力的な表現
新規サービスをユーザーに認知させ、なおかつサービスに参加してもらうためには、インパクトのあるようなクリエイティブが制作できると良いでしょう。
こちらは文学賞の作品募集の広告ですが「黒猫ミステリー賞」という名前の通り、黒猫をメインに活用したクリエイティブです。しかしながら、黒猫全体を載せるのではなく、あえて目だけを強調し、「ミステリー」らしく少し奇妙な雰囲気を感じます。
また、目線の先にタイトルを配置することによって、人の"目線の先のものに注目する”心理を促し、タイトルに目がいくような工夫がされています。余計な情報は入れず文字を中心としたデザインにまとめていることで、ユーザーに興味を抱かせるクリエイティブになっていると思います。

・ゲームの動画表現
ゲームアプリの広告において、実際のプレイ内容がイメージ出来ればユーザーは、興味を持ってダウンロードしてくれるかもしれません。こちらは箱庭系ゲームの広告ですが、箱庭系ゲームの醍醐味である”育成の経過”をカットで見せることによって、プレイ時の楽しさを想起させています。また、ゲームのやわらかい世界観に合わせてカラーも淡い色合いに統一してプレイ時とのギャップを感じさせないような工夫もされています。
今回はエンタメ・ホビー業界における、訴求の傾向とその表現方法のヒントをご紹介させていただきました。
商品やサービス自体がコンテンツのケースでは、そのタイトルとコンテンツ画像のみの機能訴求も良く活用されているが、今回のように様々な訴求の分析をするによって、より魅力的に表現するポジティブな訴求や好奇心訴求の活用が多くみられ、広告クリエイティブ制作の際には複数の訴求の可能性を検討すると良いことがわかりました。
また、エンタメ・ホビーということで他業界と比べるとニーズが広い商品・サービスであることが多く、情緒的価値の訴求に、動画を活用しているケースも他業界と比較して、多く見られました。今後は静止画のみでなく動画での展開も視野に入れていくことで、より効果的な広告クリエイティブになるのではないでしょうか。
当社では、広告クリエイティブのトライをどこよりも多く行い、より深い訴求と表現の開発、さらなる売上拡大を実現するご支援をしております。
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